21世紀を迎え早20年が過ぎました。20世紀を振り返ってみますと、国際的な視点において2度の世界大戦を経験し、多くの武力紛争を経験してきた世紀といわれています。
このような世紀の1ページに1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。1900年代初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目に付くようになっており、そのような中で信頼と公正な関係を築き、仕事の上での付き合いがそのまま親友関係に発展するような仲間を増やしたいという趣旨でロータリークラブが誕生しました。
さて、今年度の社会に目を向けてみますと昨年から「新型コロナウイルス」の拡散に大きな変
化が見られない状況であり、New Norma(l 新しい常態)へ変化が叫ばれています。そのような中で、ロータリークラブの例会の設け方も、新たな取り組みがなされてまいりました。
New Normal(新しい常態)が叫ばれる時こそ、20世紀初頭に立ち上がったロータリークラブの原点を見つめていきたいと考えています。原点を見つめることによりロータリーの根幹といわれる「職業奉仕」をより深く理解すること ができ、世界に目を開いた幅広い奉仕活動につながっているといえます。
さて、我が大和田園ロータリークラブとして、38年前に産声をあげ、今日まで歩みを進めてまいりました。この歩みを大切にし、今年度の活動の柱に「ロータリーの原点を見つめよう!」と いう会長テーマとしました。具体的には、クラブ研修委員会を中心とし、各委員会において、こ の原点を深め発信していただきたく考えております。
また、このことを実践するには、会員の皆様お一人おひとりのご理解とご支援がないと進むこ とができません。すなわち “One for All, All for One”(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)の精神で取り組んでいきたいと思います。
最後に、今年度のシェカール・メータRI会長(インド西ベンガル州)のRIテーマ「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」と謳われております。このテーマを皆様と共に分かち合い、人生を豊かにしていきたいと思います。 力不足の会長ですが、皆様のご協力のもと、努めていきたいと思います。 1年間宜しくお願いいたします。